顔のたるみはどのようなことが原因か

顔のたるみの原因は、皮膚の弾力が低下する、脂肪が影響しているなどのことが理由としてあげられますが、顔の皮膚の下に潜んでいる脂肪組織も関係しています。

顔のたるみを引き起こす脂肪組織は、目の下にあるメーラーファットとフェイスラインにあるバッカルファットと呼ばれるものであり、この2つは意識してほぐしていかないと年齢とともに垂れ下がり老け顔を作るようになってしまいます。

また脂肪組織は脂肪の塊であるので水を抱えて固まる性質があり、このことをしっかりと理解することが大切です。

顔の脂肪組織

顔のたるみを解消するには、マッサージなどでもみほぐして血液を流れさせ、筋線維の間の連結を解きほぐし、こわばりを取り除かなくてはなりません。

血液の流れが良くなるので、顔全体も温まり、リラックスできる効果も期待できます。

ただしマッサージと共にたるみの原因となることをできるだけ解消しないと、再びたるみが生じてしまいます。
体内の酸化もたるみの原因となるので、マッサージを行う場合は呼吸を意識して酸素をできるだけ取り入れるようにしましょう。

紫外線や過度な運動、喫煙やストレスも肌にとって良いことではないので、日ごろの生活も整えることが大切です。

緊張をほぐすマッサージの方法

顔のたるみの緊張をほぐすマッサージは、1日1分程度でできる簡単なものです。
目の下の脂肪であるメーラーファットとフェイスラインのバッカルファットの緊張をほぐすには、つまむことを意識していきます。

まずほうれい線もケアするために、左頬のほうれい線の周りの脂肪をそっと左手の3本の指で持ち上げ、その下部分を右手でつまみます。

これを左右10回ずつ行いますが、長い時間行う必要はなく、20秒程度でさっと行っていきます。
あごをすっきりとするには、左頬の真ん中部分を左手の人差し指と中指で持ち上げ、右手の親指と人差し指で顎をつまみ、さっと離します。

小顔マッサージ

これは左右5回ずつ行うのが基本であり、顎をさっと離すのがポイントとなります。
持ち上げる際には力が入りすぎることがあるため、目の方にそっと持ち上げるということを意識してください。

目のまわりをほぐすには、左側の目元を左手の人差し指と中指でリフトアップし、右手でほうれい線の上側をつまみます。

つまんで離してを繰り返し、これを5回程度続けます。
どの場合も引き上げてつまむ、ということが基本です。

1回1分であってもつまむことで顔のたるみがなくなるだけでなく、顔が温まり血流が改善されたことを実感することができます。