フォトナ4Dはサーマクールと何が違うのか
たるみ治療として注目されている方法の一つが、フォトナ4Dになります。
フォトナ4Dとは4種類のレーザーを用いて、口腔内粘膜つまり口の内側と
皮膚側からレーザーを当てることで、深層部からたるみを引き締めて
再構成を促し、肌のハリや若々しさなどを蘇らせることのできる施術です。
同じたるみ治療として人気なのがサーマクールが挙げられます。
サーマクールが高周波を使って熱エネルギーを加えることで
コラーゲン生成を促してたるみを改善するのに対し、
サーマクールとの違いとしてはレーザーを照射することで
サーマクール以上の熱量を安全に加えられます。
口の中は皮膚表面に比べて痛みが感じにくく、熱をしっかり入れることが可能です。
また、痛みが気になる際には麻酔クリームを使って痛みを軽減して治療も行えます。
粘膜側からレーザーを照射することで、より深い深部から引き締めることができ、
内側と外側からアプローチすることで効果的かつ多層的に治療できます。
特に両方から治療できる口周りの改善に効果的で、皮膚の再構成を促すことで
たるみだけではなく、皮膚の若返りなども同時にできます。
レーザーもそれぞれ波長の違う4種類を利用することで、
それぞれの長所を生かすことができ複合的な効果を発揮します。
フォトナ4Dに使われる異なるレーザーの効果
フォトナ4Dの大きな特徴は、4種類のレーザーを使用している点です。
それぞれ効果の違うレーザーを使用することで、複合的な作用を引き起こして
効率的に肌のたるみを改善します。
フォトナ4Dで使われるレーザーの種類としては、エルビウムヤグ・
三次元フラクショナル・ネオジウムヤグが使われています。
エルビウムヤグはパルス幅が長いものと短いものが使われます。
ロングパルスのエルビウムヤグは、口腔内から照射して熱を加えることで
皮膚の最深部でコラーゲンの再構成を促します。
表情筋を引き締め、ほうれい線などを浅くする効果も得られます。
三次元フラクショナルは、皮膚の表面にはダメージをほとんど与えず
表皮から真皮までの皮膚内で60℃以上の加熱をするというのが特徴です。
熱によってたるみなどを改善する上、皮脂腺の抑制や血管新生をするなどにも有効です。
ネオジウムヤグは、秒単位でレーザーを照射して組織を40〜42℃程度に
上げることで、肌全体のタイトニングに役立ちます。
短いパルスのエルビウムヤグは、肌の表面を軽くピーリングする効果があります。
古い角質などを落とすことで皮膚の新陳代謝を促進させ、肌の再生をすることができます。